そうだ、中国の映画館に行ってみよう
どうも、Kenです。水の際、泳いでます。
先日、中国の北京をぶらぶらと旅行しているときに、ふと、
「中国の映画館ってどんな感じなんだろうな・・・?」
と頭によぎり、中国の映画館事情を確認したい欲に駆られました。
北京市内の映画館をスマホで調べてみると、一番近くてモダンそうだったのが、西単駅の「Joy City」というデパートにある、
首都电影院
という映画館でした。

今日はここで映画鑑賞してみたので体験談を忘れないうちに書き留めておきますね。
中国北京の「首都电影院」とはどんな映画館??
中国北京の映画館「首都电影院」はだいたいこんな感じ↓
アクセス
北京の地下鉄駅の「西単」の近くにありました。
西単駅といえば、日本でいうと渋谷とか原宿とかに近い街で、多くのショッピングモールが立ち並び、若者が集います。

西単駅は地下鉄の4号線の駅なので北京市内からであればアクセスしやすい立地ですね。

駅から徒歩でおおよそ5分ほどすると、
大悦城(JOY CITY)
というショッピングモールが見えてきます。

こちらのモールの10Fに首都电影院が入ってますよ〜

映画の鑑賞料金は??
チケットカウンターの頭上には映画タイトルと料金が記載さていました。

どうやら、この中国の映画館では、
- 2Dか3Dか?
- VIPシアターか否か
で鑑賞料金が変わってくるようで、
70~120元
の間を推移していました。1元17円とすると、日本円でだいたい1,200~2,000円ぐらいで鑑賞できるというわけですね。
タイトルを見ても内容が想像できなかったのですが、唯一、
犬之島
というタイトルの意味だけ「犬の島なんだろうなあ」と想像できました笑
しかも、「之」と「島」のピンイン読みを知っていたので、なんとか映画のタイトルを受付の人に伝えられそうという期待がありました。
(国語)と書いてありましたので中国語で上映される覚悟は必要でしたが、
「これは絶対いい記事のネタになる・・・!」
そう自分に言い聞かせてこの映画を鑑賞することにしました。
「犬」のピンイン読みがわからなかったので、最初をぼかすことにして、
「woon 之島(zhi dao)」
という感じで「犬」をぼかして「之島」をちゃんと読んでみたら大成功。
こちらの意図を察してくれ、「犬之島」のチケットを購入することに成功しました。
2D映画ということもあり、鑑賞料金は70元。
日本円にすると大体1,200円ぐらいでしたね。

映画館の様子は?
中国の映画館の様子はほぼ日本と同じ。

チケットカウンターがあり、映画開始時刻まで待機する椅子もある。

ポップコーンやジュースも売ってます。

あとはなんでしょうね、カラオケマシーン、マッサージチェアみたいなものも完備しており、映画プラスアルファの楽しみも用意されていました。

また、奥の方に進んでいくと自動券売機のようなものも発見!

自動販売機では決済が全てQRコードのようなものを用いるので、何も準備してない外国人観光客は使えませんでした。
ただ、このマシーンで映画のジャケットを見れるので、映画の雰囲気を確認できます。

僕が鑑賞予定の「犬之島」をみて見ると、ジャケットに可愛らしい犬が写っていました。
苦手なホラー映画ではないことを確認できただけよかったです笑

シアターはどんな感じ?
今回、ぼくが選んだ映画は「13番スクリーン」で上映されるようでした。

入りやすさを優先したかったので、「4-12」という座席を選択してみました。

がしかし、これがまさかの大誤算。
左サイドに通路が設けられておらず、11列の座席にたどり着くためには1列側の座席からグイグイと奥に入っていかねばなりませんでした。

あろうことか、ぼくが選んだ4行目にはすでに4人ほどの鑑賞客が座っていたので、
「dui bu qi~」
と腰を低くして通らねばならなかったのです。
映画が始まった
そして、いよいよ映画がスタートです。
この首都电影院では大体10分ぐらい映画上映前にCMが入っていましたね。
映画に関係のないCMが多かった気がしますが、中国のCMを見るのは新鮮なので楽しんで予告編をみていました笑
さて、いよいよ犬之島がスタート。
映画開始早々、映画のタイトルの中に日本語が紛れており、
「えっ、これって日本の映画だったの!?」
と思ってしまいましたが、どうやらこの映画は日本を舞台にした英語の映画のようでした。
登場人物の小林市長、小林少年、などは日本語を普通に喋り、この日本語に対しては字幕は出ておりませんでした。
しかし、日本語を話すのは主にこの2人だけで、ほかの登場人物たち(犬たち)は中国語を話していました笑
本来の映画ならばこの犬たちは英語を喋るようでしたが、今回は吹き替えなので英語が中国語に吹きかえられていたのです。
そのため、本来は理解できないはずの日本語ナレーションがわかり、本来わかるはずの中国語の吹き替えでまったくわからないという逆転した状態で映画鑑賞していました笑
いくら日本語があるとはいえ、映画の8割以上が中国語だったのできつかったですね。
ただ、犬の表情、時々入る日本語の音声・字幕、雰囲気などで推測しながら見ることでなんとか物語の大枠をつかめました。
あらすじを要約すると、
犬の病気が流行ってしまった日本で、犬をゴミの島に追放することになったのですが、愛犬を助けに小林少年がゴミの島にやってきて犬たちを救う
という感じでした。詳しくは知りません。
犬之島は日本でも上映予定の映画らしく「犬ヶ島」というタイトルで間も無く解禁になるようです。
100%理解できなかったのが悔しいので日本でもう一度鑑賞したみたいと思います。
中国の映画館はタイトルさえ伝えられれば鑑賞できる
以上が中国の映画館に行ってみた感想でした。
中国の映画料金は日本よりも若干安く、さらに日本よりも上映タイミングが早いのでちょっと得した気分になります笑
とはいえ、中国の映画館で一番難しいというか厄介だったのが、
チケットを購入するフェーズ
でしょう。
映画のタイトルをピンイン読みしなければならず、しかもタイトルは大体長いので、中国語に長けてない方は苦戦を強いられることになります。
ぼくは今回「犬之島」という3文字の映画タイトルがあったことと、しかもピンインをある程度知っているタイトルがあったので幸運でした。
中国旅行へ行った時は試しに映画を見てみるのもありですね。
それでは!
Ken

映画館が好きでたまにいきます。