映画「クロッシング」の評価
得点 | 80点 |
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ジャンル | 現実家族系 |
活用シーン | しんみり家でDVD鑑賞 |
推奨鑑賞人数 | 1人 |
映画「クロッシング」のあらすじ・ネタバレ
舞台は現代の北朝鮮。
とあるところに、元サッカー選手のヨンスがいました。
妻と子がいる3人家族の家長でしたが、ある日、妻が病気(結核)であることがわかりました。
薬が必要だったのですが、北朝鮮では入手が困難であるため、ヨンスは中国に薬を買いに行くことを決意します。
中国に入国できたのですが、今度は薬を買うためのお金が必要になり、日雇いの仕事でお金を貯めていました。
しかし、そこに中国当局のメスが。
ヨンスは逃げ惑う日々を過ごしていました。
そんなとき、
「お金がもらえる仕事をやってみないか」
という誘いが舞い込み、薬を買うためならお金が欲しかったので誘いに乗って仕事をすることに。
その仕事とは、
中国にある韓国大使館に入り込む
ということでした。
この仕事をすればお金がもらえると思っていたヨンスは、大喜びで韓国の大使館に亡命することに成功しました。
しかし仕事が終わってからも、大使館から出れず、知らず知らずのうちに韓国に亡命してしまっていることに。
北朝鮮はおろか、中国にすら戻れなくなってしまったのです。
そうこうしているうちに北朝鮮で待っている妻が病気で死亡。
息子に関しては育て親がいなくなってしまったため、一人で父親を探しに中国に行くことになりました。
ヨンスは大使館の力を借りて家族を探し、中国で息子が一人で生きていることを知りました。
息子が中国から韓国へ亡命するための手配をします。
ルートとしては、息子をモンゴルに一度亡命させて、そこから韓国へ連れてくる予定でした。
しかし、パスポートの不備もあり、ヨンスは息子が生きている間に迎えに行けず。
モンゴルに到着した時にはすでに息子は息絶え絶えていたのです。
知らず知らずのうちに亡命してしまったヨンスは、妻子を失ってしまうという悲劇に会ってしまったのです。
THE END
映画「クロッシング」の感想
最近、北朝鮮の亡命する兵士のニュースが相次いだこともあり、北朝鮮と韓国の事情をちょっと知りたいと思っていたので鑑賞していました。
この映画は見ると、北朝鮮の生活の様子や、中国・韓国・北朝鮮という三国の複雑な関係がわかります。
中国からモンゴルにの国境に入ってしまえば、モンゴル政府の管理下になるシーンであったりとか、
あとは韓国大使館に入っただけで亡命が成功し、中国当局が何もなすすべがなくなるシーンとか、
国境を超えただけで世界が変わる様子を知ることができました。
国境または国について考えさせられる映画でしたね。
北朝鮮事情について興味がある方は良かったら鑑賞してみてください。
それでは!
Ken
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