映画館でVRを楽しめる「映画館でVR!」とは??
どうも、Kenです。Uターン、ばっちこいです。
仮想現実の技術が発展する昨今、そろそろVRの映画が出てきてもいいんじゃないかと思っていたのですが、
映画館でVR!
がリリースされたというニュースを耳にしました。
こちらは映画館という場所で、VRゴーグルを被り、短編のアニメを3本鑑賞するというもの。
3本のアニメは、
- エヴァンゲリオン
- おそ松さん
- 夏をやり直す
という3つのタイトルみたいです。

アニメに詳しくないのでよくわかりませんでしたが、
映画館でVRコンテンツを上映する
という心意気が気に入ったので早速鑑賞してきました。
今の所、上映しているのは新宿のバルト9だけみたいでしたね。
「映画館でVR!」でアニメ3本立てを鑑賞してきた体験談
「映画館でVR!」でアニメ3本立てを鑑賞してきた体験談を書いておきましょう。
チケット予約
まずは映画館でVR!のチケットを予約します。
普通の映画チケットと同様にオンラインでチケット予約できますよ。
チケット料金は1,500円。

上映時間が30分なので短いので普通の映画より安く設定してくれていました。
あとは対象年齢に注意。
VRは13歳以上の利用を推奨しているため、お子様と一緒に鑑賞することはできません。あとは、
- ご高齢の方
- 体調悪い方
- 酔っている方
- 酔いやすい方
- 心臓が弱い方
は鑑賞をご遠慮いただいているみたいでしたね。

チケットを予約したらいざ新宿バルト9に乗り込んでいきます。

VRゴーグルを受け取る
13時から上映だったので余裕を持って12:58ごろに新宿バルト9のシアター7に到着。
いつもなら映画の予告時間を先読みして上映時間から5分以上は遅れて入場しますが、VR映画は初めてだったので早めに入場しました。
スクリーンに入ってみると、新宿バルト9のスタッフが3人。

大量のVRゴーグルが格納してあるラックのようなものが置いてあり、ここから鑑賞者にVRゴーグルを貸し出してくれます。
他人がつけたVRゴーグルを着用するため、衛生面を考慮して忍者マスクという、VRゴーグルと顔の間につけるシートを同時に渡されます。

映画館でVR!で使っていたVRゴーグルはPicoという中国発のVRゴーグル。

スタンドアローン式のHMDで、コードが繋がってないタイプ。ゴーグルをつけたまま移動が可能です。

VRゴーグルをかぶる
上映時間の13時になると、スタッフが説明を始めます。この説明では主に、
- VRゴーグルのサイズ調整方法
- 視界の向きの調整方法
などを丁寧に教えてくれます。
ベルトの銀のパーツを押すとサイズを調整できるようになっていて、様々な頭に対応できるタイプでした。

最初に配られた忍者マスクを被り、その次にVRゴーグルを被っていきます。
VRのCM
VR映画の鑑賞方法の解説は5~7分ぐらいで終了。

いよいよ上映に入っていくのですが、上映前に1本CMを見なくてはいけません笑
映画館のCMが嫌いなタチなので、
「えっ、VR映画でもCMあんのかよ!?」
と怒りを通り越して苦笑いしてしまいましたが、VRのCMはこれはこれで面白かったです。
ぼくの時はエポスカードのCMが流れたのですが、仮想空間に少女が躍動し、エポスカードのメリットを伝えており、映像として面白いし見ていて不快感はありませんでした。
人生で初めてVR広告に触れて見て、
「VR広告はやるで、これは・・・・」
と一人で納得していましたね。
アニメ1本目「夏をやりなおす」(6分ぐらい)

https://www.vr-eiga.com/01-summerより
CMが終わり、上映開始から10分すぎると、いよいよ本編の上映です。
映画館でVR!はアニメの3本立てで、まずは「夏をやりなおす」というアニメ。
舞台は高校で、見ただけで好きになりそうな美少女が出現。
彼女と主人公(ぼく)は校舎を話しながら回っていくのですが、どうやら、
美少女とぼくの間に何やらいざこざがあったことが徐々に判明していきます。
ネタバレなので詳しくは言えませんが、
これ、むちゃくちゃ怖いです笑
美少女がとんでもなくヤンデレで、ヤンデレにすかれてしまった男子高校生の立場をVRで疑似体験できるようになっていました。
恐怖が強くて2回目鑑賞する勇気はないです笑
アニメ2本目「おそ松さんVR」(6分ぐらい)
1本目のアニメ「夏をやりなおす」でドロドロした気分になりますが、間髪を入れず2本目のアニメへ。
2本目は、おそ松さんVR。

https://www.vr-eiga.com/01-osomatsuより
これが結構笑えて明るい気分になるコンテンツでよかったです。
VRゴーグルを被った主人公(ぼく)がおそ松さん兄弟がいる銭湯(男湯)に紛れ込みます。
そのため、VRゴーグルを通して、お風呂につかっているおそ松さん兄弟に囲まれることになります。
おそ松さん好きの女子にはこれ、たまらんでしょうね、きっと。
で、ストーリーとしては、街で超能力者が暴れてニュースになったのですが、どうやらそいつはVRゴーグルをつけているとのこと・・・・
って、自分やんそれ!
ってことで、VRゴーグルをつけている主人公ぼくが超能力者で、おそ松さん兄弟に超能力を授けることになります。
ぼくはおそ松さんの第1巻を読んだだけでアニメは見たことがありませんでしたが、十二分楽しむことができました。
アニメ3本目「vangelion:Another Impact」(5分ぐらい)
アニメの三本目はvangelion:Another Impact。

https://www.vr-eiga.com/01-evangelionより
これはエヴァというやつですね。
物語のあらすじとしては、これまでストーリーに登場してこなかった知られざるエヴァの無号機が出てきます。
この無号機が突然暴れ出し、VRゴーグルを被った主人公はその無号機から逃げる、という話になります笑
正直、このコンテンツにはストーリー性はありませんが、
何よりも迫力があります。
巨大なエヴァの機体を間近に眺めることができますし、暴走したエヴァ無号機から車のような乗り物で逃げ回る様はジュラシックパークを想起させられます。
ストーリーのバックグラウンドとかは気にしないでいいので、エヴァを一度も見たことがない方でも楽しめるでしょう。
映画館でVR!を鑑賞してみた感想
最後に映画館でVR!を鑑賞してみた感想を書いておきましょう。
汗をかく
VRゴーグルをかぶると顔面が封鎖されるので、顔、特に目の当たりに汗をかきます。
映画館でVR!では全員に忍者マスクというゴーグルの間に挟むシートを配ってくれるので衛生的に問題ありませんが、それにしても汗をかきましたね。
あつい。
けっこう疲れる
映画館でVR!は上映時間は20分の長短時間でしたが、
むちゃくちゃ疲れました笑
普通の映画を3時間見たぐらいのインパクトが脳内に残っていた気がします。
「短編だから楽勝っしょ?」
と舐めない方がいいです。
万全のコンディションで臨みましょう。
体の動きがともわないシーンは酔う
映画館でVR!では視点が動くシーン(落下したり動くところ)があったのですが、
やはり慣れてない人にとっては酔いやすいかもしれません。
ぼくの経験上、
体の動きと連動していない視点の動きは違和感があり気持ち悪くなりやすいです。
しかし、そんなにずっと視点が動き続けるわけではないので大丈夫でしたが、欲を言えば、
4D映画とVR映画を組み合わせて、視点と体の動きを連動させるとより自然なVR映画が実現できるのではないでしょうか。
今後に期待です。
気持ち悪くなっても大丈夫
もし、万が一、VR酔いして気持ち悪くなったとしても大丈夫。
VR映画では映画館のスクリーンに、ゴーグルと同じ映像が映し出されています。
最悪、気持ち悪くてVRゴーグルを外したとしても、スクリーンで話のあらすじを追うことだってできますね。
セキュリティ万全
映画館などの公共の場でVRゴーグルをつけると心配なのが、
盗難などの事件が起きることです。
VRゴーグルをすると目隠しすることになるわけですから、正直、強盗がこっそりスクリーンに入ってきて、荷物をかっさらうなんてこともあり得ます。
しかしながら、この映画館でVR!ではセキュリティ体制が万全でした。
映画の上映中も2~3人のスタッフが常駐しており、常に鑑賞者の動向に目を光らせていました。
仮に外部からスリ師が乱入してきても、内部の犯行が起きようが、ゴーグルを外したリアルの世界を監視する人がいるので安心です。
映画館でやるメリットがあまりないかな
個人的にけっこう映画館でVR!は楽しめたのですが、
映画館でわざわざ上映するメリットはないかなあ・・・
と感じてしまいました。
映画館でVR体験するメリットとしては、音声ですかね。
自宅や漫画喫茶でVRを体験するときは、音声はイヤホン経由で拾ってくることになります。
一方、映画館でVRをする場合、シアターの高性能のスピーカーから音声を流してくれるので臨場感は増すと思います。
メリットとしたらそれぐらいで、あとはなんでしょうね、
- 強制的にコンテンツを有料で見てもらえる
- VR酔いしても最悪スクリーンで楽しめる
- 誰かと同じVRコンテンツを同時に楽しめる
ということぐらいでしょう。
うーん、やはり4D映画とのコラボがVR映画存続の鍵となってくると思います。
さあ、映画館でVR!を体験してみよう!
とはいえ、やはり万物は百聞は一見に如かず。
「映画館でVR!?なにそれ、面白そう!」
という方は新宿バルト9に足を運び、映画館でVR!を鑑賞してみてください。
2018/7/26まで上映しているみたいなのでお急ぎあれ!
それでは!
Ken
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