映画「愚行録」の評価
得点 | 92点 |
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ジャンル | ドロドロ怖い系 |
活用シーン | 映画館でスクリーン上の鑑賞 |
推奨鑑賞人数 | 1人または2人 |
映画「愚行録」のネタバレ・あらすじ
イケメン・美女夫婦一家全員が殺害された事件をおっていた、雑誌記者の田中がいました。
一年前の事件ですが、一周年を記念して取材することに。
田中が取材したのは、
- イケメン旦那の友人
- 美女妻の大学の同級生たち
などなど。
この取材を通して、殺害された夫妻があまりにも人間関係の修羅場をくくり抜けすぎていて、恨みを買っているケースが次々に明るみになりました。
そんな中、田中が取材していた一人の美女妻の同級生が、
「もっと、美女妻を恨んでいそうな人知ってるよ」
と連絡をよこし、田中は再び取材。
そこで話に出てきたのは、
現在、幼児虐待で拘留されている田中の妹だったのです。
田中の妹は美女妻と同じ名門私立大学に通っていましたが、美女妻にはめられ、男子学生から道具のように扱われた過去がありました。
そんな田中の妹の名前をあげた女性を、田中は殺害。石のような物体で殴り潰しました。
田中は、取材した、女性の元彼のタバコの吸い殻を置き去りにし、証拠を偽造して捕まらずにすみました。
そう、そうです。
田中の妹こそ、一家殺害の真犯人。
偶然、元同級生の美女妻を見かけた妹は、美女妻に無視されたため、後ろを尾行。
尾行すると、イケメン旦那と可愛らしい娘もいる幸せそうな家庭を築いているではありませんか。
ぷつんと糸が切れた妹は一家を台所の包丁で殺害。
多分、おそらく、田中兄は妹の犯行を知っており、妹が捕まらないように、この事件を雑誌で取り上げて、違う犯人像を浮かび上がらせようとしていたのではないでしょうか。
すえおそろしいわ!
THE END
映画「愚行録」の感想
映画「愚行録」の感想で多いのが、
非常によくできた映画だけど、もう二度と見たくない
というもので、鑑賞後はかなり共感できます。
群像劇という方式で、ストーリーを小出しにし、映画のストーリーが進行していくにつれて、取材した人々の話が繋がっていくスタイルで、近年稀に見る素晴らしい映画でした。
しかし、内容がゲスすぎる笑
鑑賞後の後味が悪すぎて、昨日鑑賞した映画なのにまだ後味をひきづっています。寝る前も愚行録の恐怖に襲われ、なかなか寝付けなかったです笑
愚行録というタイトルは、田中が取材して執筆した記事のタイトルではないでしょうか。
生まれてもともと手にしていた地位や才能をグイグイ言わせるスネ夫のような高学歴なキャラクターたちが、ゲスな行為(これが愚行なのかな)を繰り返し、持たざる者を虐げていきます。
持たざる者だった田中のそんな彼らに対する怒りが見ているだけで伝わってきます。
ほんと、久しぶりにすえおそろしい映画をみました。
ドロドロ系の映画やドラマが好きな方におすすめの映画ですね。
それでは!
Ken

映画館が好きでたまにいきます。