映画「ドリーム」の評価
得点 | 95点 |
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ジャンル | 事実に勇気をもらえる系 |
活用シーン | デートなどの娯楽。もしくは1人 |
推奨鑑賞人数 | 1人または2人 |
映画「ドリーム」のネタバレ・あらすじ
舞台は1960年代のアメリカ。
黒人差別が残る社会で、ソ連とアメリカが宇宙競争している時期のお話です。
アメリカの宇宙開発で貢献した人物たちがNASAにいました。
それは、
天才黒人女性集団からなる計算係
でした。
コンピューターもない時代だったのでロケットの軌道や、帰ってくるときの着水範囲の計算などは人力で行なっていたのです。
彼女たちは頭がキレる天才でしたが、肌の色と、女性ということもあり、おなじNASA職員である白人男性と比べてかなり不遇を強いられていました。
たとえば、トイレは黒人専用のものを使わなければならなかったり、重要な会議に出席させてもらえなかったり、おもうように昇進できなかったり、エンジニアとしての職を得られなかったりなどです。
ただ、彼女たちの宇宙開発に対する熱意、新しいものに対する好奇心、それを積極的に学ぼうとする向上心、さらに、圧倒的な数学的実力などを発揮しているうちに、徐々に周囲の白人男性職員たちからも一目置かれる存在に。
ついに、彼女たちの活躍もあり、米国初の有人飛行に成功し、米国の宇宙開発に貢献したのでしたとさ。
THE END
映画「ドリーム」の感想
久しぶりに胸が熱くなる映画を見たような気がします。
天才黒人女性3人が主役ですが、彼女たちは、
- 性別の壁(男性優遇)
- 肌の色の壁(白人優遇)
という2つの壁にうちのめされていました。
しかし、簡単には屈せず、圧倒的な実力と熱意を見せていくことで、周囲の環境を自分の手で変えていく様には女性に限らず、男性の方も勇気付けられることでしょう。
人種、性別差別を取り上げているのでトーンが暗いかといえばそうではありません。
彼女たちの前向きな挑戦的な姿勢のおかげで物語自体がものすごく前向きなものに仕上がっいて非常にオススメです。
それでは!
Ken

映画館が好きでたまにいきます。