映画「LION/ライオン」の評価
得点 | 82点 |
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ジャンル | リアルストーリー |
活用シーン | 日常に喜びを感じなくなった時 |
推奨鑑賞人数 | 2人以上がいいでしょう |
映画「LION/ライオン」のネタバレ・あらすじ
とあるインドのど田舎に、「サルー」という少年が住んでいました。

お兄ちゃんの「クドゥ」がいいやつで、サルーは結構世話を見てもらっていました。
とある日。
兄クドゥの夜の仕事について行ってしまったサルーは、間違えて超特急快速急行の回送列車に乗ってしまい、兄とはぐれて一人でインドの大都市カルカッタに到着します。

カルカッタではヒンドゥー語が通じず、大苦戦。
石運びを手伝うかなんかで生き延びていましたが、ついに警察に見つかり孤児院に入ります。
そこでの日々は安全でしたが、決して快適なものと言えませんでした。
そんなある日、主人公サルーに、オーストラリアの裕福な家庭への養子話が舞い込みます。
こうして、サルーは故郷インドを離れてオーストラリアで過ごすことになるのです。

養子先の家庭はとてもとても裕福。
十分すぎるほど愛を受けて育ち、大学入学を機に、生まれ育った故郷を離れます。

そこで出会った仲間に自分の生い立ちを話した時、あるインド出身の友人が、
「Google Earthで自分の生まれ故郷探してみればいいじゃん?」
と提案してきたのです。
これがきっかけとなり、サルーは電車の速度などを計算したり、故郷の最寄駅の特徴だった給水塔がある駅を Google Earthで探したりして生まれ故郷を探し始めました。

このサルーの執念が実り、ついに、故郷をGoogle Earth上で探し出しました。
25年ぶりに故郷の自分の家に戻ってみると、そこには、
母の姿が。
兄クドゥはすでに亡くなっていましたが、無事に25年ぶりに実の母に再会できたのです。

母曰く、息子がいつ帰ってくるかわからないので、引っ越さなかったとか。
メデタシめたし。
映画「LION/ライオン」の感想
この映画の見所は次の2点。
- サルーを育てた義理の母親
- サルーを生んだ母親
サルーを養子に取り、大人になるまで育てた養子先の母親が偉大すぎる。
彼女は子供が産めない訳ではありませんでしたが、サルーと、もう一人インドからの子供を養子に取りました。
夢で何度もインドの子供達がでてきたため、自分の使命はインドの子供達をできるだけ多く養子に取り、立派に育て上げることだと考えたのです。
マザーテレサのような夫婦が実際に存在していることに驚愕。
一方、サルーを生んだ実の母親もすごい。
サルーを見失ってから25年間もの間、いつかサルーが帰ってくるのではないかと信じ続け、一つの場所に住み続けました。
息子の生還を長期間信じ続けられる母の偉大さに圧倒されます。
という感じで、映画「LION/ライオン」は、
母の偉大さ
に触れることができる映画だと思います。
興味がある方はよかったらみてみてくださいね。
それでは!
Ken

映画館が好きでたまにいきます。