映画「ヒトラーの贋札」の評価
得点 | 75点 |
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ジャンル | 歴史ファクト系 |
活用シーン | 家でDVD鑑賞。デートではおすすめできないかな笑 |
推奨鑑賞人数 | 1人 |
映画「ヒトラーの贋札」のネタバレ・あらすじ
時は第二次世界大戦。
ドルの偽札を作っていた絵描きの「ソロヴィッチ」というユダヤ人がいました。
ある日、偽札を作っていることがドイツ警察にバレて強制収容所に連れて行かれました。
なんとか生き延びようと、絵がかけるということをアピールして、ドイツ兵の絵を描いたり、壁にペイティングしたりしながら、自分が殺されないようにしていました。
そんなある日、ソロヴィッチが別の収容所に移送されることになりました。
彼は死を覚悟しますが、移送先の収容所ではまさかの高待遇。
ジャケットが割り当てられ、ふかふかのベッドで寝ることができたのです。
そこではなんと、
ポンド、ドルの偽札を作りまくる作戦、通称、
ベルンハルト作戦
が始動していたのです。
移送されてきたユダヤ人は、この偽札を作るプロジェクトのために召集されたようだったのです。
ここでもソロヴィッチは大活躍。
札の紙質、穴が空いている位置、紋章など細かいところまで、イギリスの通貨ポンドを真似して、偽札を作ることに成功しました。
偽札がバレたらプロジェクトに関与した人間すべてが殺されるという危機にありましたが、ソロヴィッチたちの偽札は超完璧。
スイスの銀行、イギリスの銀行のお墨付きをもらい、真札であると認められたのです。
次は、アメリカドルの偽札をすりまくる予定でしたが、ここで1人のプロジェクトメンバーだった「ブルガー」がドイツ軍を妨害するために、印刷の段階でわざと傷をつけたりしてできを悪いものにしていました。
これを知ったソロヴィッチでしたが、仲間を裏切る密告はせず、ただ、ひたすら、ドルの偽札が出来上がらないのはゼラチンのコンディションが悪いためだと嘘をつき続けました。
ドイツ兵がブチギレて仲間が殺されるギリギリまで粘り、なんとかドルの偽札を完成させました。
これにはドイツ軍も大喜びでしたが、ちょっと時が遅すぎた。
ドイツの首都ベルリンはすでに連合軍によって包囲されており、収容所ではベルンハルト作戦があったことをもみ消すために設備を処分しに行きました。
こうして、ドイツ軍が破れ、ソロヴィッチの収容所には平和がおとづれました。
ドルの偽札の完成を遅らせたブルガーの貢献もあったのかもしれません。
THE END
映画「ヒトラーの贋札」の感想
映画の最後でソロヴィッチが言い放つ、
「お金はつくれるんだよ」
という言葉が印象的です。
偽札を作るプロはどこの国の通貨でも偽造できまするので最強。
しかし、収容所で失った仲間の命や時間といったものは、どう頑張っても取り戻せないというメッセージが伝わってきました。
自分自身、第二次世界大戦中に「ベルンハルト作戦」という偽札をすりまくる作戦が存在していることを知らなかったので歴史の勉強になりました。
第二次世界大戦の新たな一面を知ることができる映画ですのでよかったら見てくださいね。
それでは!
ken
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