『トイ・ストーリー4』にみる「ウッディは会社員だった」説




『トイ・ストーリー4』をみてきた感想

先日『トイ・ストーリー4』を見てきました。

新しい持ち主のもとで生きていたウッディ。

そこに新入りでやってきた「フォーキー」救出のために奮闘するストーリーです。

ここからはネタバレ

 

大人も子供も楽しめる映画であることは間違いありません。

ただ、僕のような「スレた大人」が観ると、

終身雇用制が崩壊した現代におけるサラリーマンの運命

を暗示している、と察しました。

 

持ち主の子供がいるおもちゃ

が、

雇い主がいる「サラリーマン」で、

持ち主なしのに迷いおもちゃ

独立した雇い主のいない「フリーランス」

と解釈したのです。

 

転職したがうまくいかず、新人教育を任されるウッディ

ウッディは「アンディ社」という1社目から、転職して2社目の「ボニー社」で働いている中堅サラリーマン。

しかも、転職先のボニー社では実力を発揮できません。

遊び相手に選ばれず、くすぶる日々を過ごしていました。

 

そんな中、超マイナス思考の新入社員「フォーキー」が入社。

トイ・ストーリー4 感想

トイ・ストーリー4予告編より

彼の教育を担当することになったウッディ。

予想通りと言っていいのか、フォーキーは手のかかる新入社員でした。

すぐ、ゴミ箱に入ろうとしますからね。

管理は大変でしたが、ボニー社に必要な人材だったので、教育することに。

 

現フリーランスの元同僚に再会

フォーキーの失踪を機に、元同僚の「ボー」に再会。

彼女は数回の転職を経て、会社員を辞め、今はフリーで働いているとのこと。

 

独立して生きているボーはたくましくなっていました。

以前とは違う雰囲気の女性に進化。

フォーキー救出作戦でも力を発揮します。

 

しかしながら、長年雇われサラリーマンとして生きてきたウッディはどうでしょう?

実力は大してアップしておらず、相変わらずドジであるが、熱い会社員のまま。

その実力の無さが露呈して、フォーキー救出作戦で失敗します。

 

頑張ってるけど結果が残せないウッディ

そこで、ウッディが

「もう1回フォーキーを助けに行こう。フォーキーがいないとボニーがダメなんだ」

と主張するシーンがありましたね?

この主張には誰もついていかず、最終的に1人で救出に乗り出すことに。

その姿はまるで、

会社に奉仕しすぎるがあまり、視野狭窄に陥り、周囲を傷つけてしまう頑張り屋のサラリーマン

ではありませんか。

 

「子供は世界にたくさんいる」の意味

子供は世界にたくさんいるわよ

というボーのメッセージもこう考えるとしっくりします。

「子供」を「会社」とすれば、

「1つの会社にとらわれず、世界にたくさん会社があるんだから視野を広げよう」

「会社に一生身を捧げる必要なんて無いんだぜ」

というメッセージが伝わってきました。

 

これがあからさまに出たのが、

ウッディとボーが再会した時の「持ち主に対する考え方」の違いです。

「持ち主なしの状態」をウッディは

それは残念

というのに対し、ボーは

最高だわ

と言っています。

このシーンからも「フリーランスVS会社員」の対立構図が浮かび上がってきました。

 

ラストシーンにもサラリーマン説で納得

こう考えると、最後の結末にも納得がいきます。

印象に残るのがラストシーンにおける「ウッディとバズのやりとり」。

ボニーの元に戻ろうとするウッディにバズは

「彼女は大丈夫。ボニーは大丈夫だよ」

と、ウッディがいなくてもボニーの会社は潰れない、やっていける。

「だから、ウッディ、お前の好きなように生きるんだ。お前の心が一番よく知ってる」

と、去る者は追わない同僚の熱いメッセージが込められています。

 

そして、ウッディは起業した

結果的に、ウッディは「持ち主あり」のサラリーマン生活をやめ、脱サラを決意。

ボー、アクロバットライダー、うさぎ、ひよこと共に新しい会社を立ち上げたのです。

 

その新会社は、

おもちゃの持ち主を探すこと

をミッションとしています。

 

現実世界でいえば、

無職の人に仕事を紹介してマッチングさせる、

転職・就職サービスの事業者

と言えましょう。

ギャビーを助けたことをきっかけに、新事業を立ち上げることを決心。

ついに、ウッディは人生のミッションを見つけたのです。

 

トイ・ストーリー5はあると思う

「トイストーリー4で終わってしまうかもしれない」

と思った方が多いかもしれません。

が、僕は

この先のストーリーの進展が楽しみで、まだまだトイ・ストーリーは続く

と思っています。

 

おそらく、トイストーリー5では、

新しい会社(転職・就職サービス)でのウッディの物語が続き、

新しい仲間と立ち上げた新会社を中心にストーリーが展開されるのでしょう。

果たして、子供から離れたウッディはちゃんとやっていけるのか?

自己実現できるのか?

これらが今から気になって仕方ありませんね。

 

それでは!

Ken

ABOUTこの記事をかいた人

年間120本ぐらいのペースで映画をみており、映画館にも足繁く通っている。好物は生姜焼き。 LINEでおすすめの映画情報を発信しています。 友だち追加

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